ー来るもの拒まず。
去るもの追わず。
私に必要なものはうまい「水」と「空気」、「太陽」、「大地」 少々の食物。
おだやかに暮らしていける同居人と静かな緑の環境。
たまにはまたたびに酔ってみるのもいい。
「ヒマがない、ヒマがないとわめいてないで、
たまには時間も日向ぼっこをさせたらどうかね。
時間は静かで平和を好み、安息を愛し、のびのびと横になるのが好きだ。
望みさえすれば、目に前に十分あるものだよ」
山猫軒・当主 黒猫ウラ(故)
カメラマンとコピーライターの南夫妻の「空気と水の美味しい場所に住みたい」という願いから1982年に町田市小野路で自給生活の第一歩がはじまりました。1985年越生町龍ヶ谷に移り住み、米作りから養鶏まで自給農業を本格的にスタート。この営みが多くの人たち、地域との繋がりを深め、波紋のように広がっていき、
「暮らしの中で、大地の上で、息づく作品展を!眺めすぎるだけの作品展から、じっくり腰を据え、語り、使い、味わえる作品展を。」というコンセプトで、住処の古民家を自由空間として無料で開放しギャラリーがはじまりました。
1987年、古民家ギャラリィ「山猫軒」(旧山猫軒)をオープン
1989年、南達雄氏の写真スタジオとして「YAMANEKO STUDIO」(現山猫軒)を開設
1991年、景観美術研究所「YAMANEKO企画」を設立
さらに時を経て「ギャラリィ&カフェ山猫軒」の登場
2018年、山猫レーベル Wildcat House 誕生
バスも通わぬ大自然の山の中にある当・山猫軒だからこそ、1日のんびり作品のある空間の中で愉しんでいただけたらー。マナーと良識のない方には来訪をご遠慮いただきたいという”注文の多い”山猫軒です。